5月21日その1 北見ハッカ研究所・ハッカ通商

2014年06月22日 10:01

さて、北見取材2日目は、今回のメインの目的である北見ハッカ研究所訪問。

あの、薄荷油スプレー・薄荷豆・薄荷油などで有名な、あの、緑の、『北見ハッカ通商』。この会社は、1983年に北見市の薄荷産業が終わりを告げたあと、薄荷の火を絶やしてはいけない!との思いから、翌年に開業した企業。この会社がなければ、北見薄荷はもっともっと記憶の彼方に忘れられていたでしょう。

hakka.be/corpo/aboutus.html

さて、この思いを30年間持ち続けている、北見ハッカ通商さんが、昨年、農業生産法人を立ち上げ、薄荷の自家生産に乗り出したのです。そこで、今回の取材は、北見市に復活した「薄荷生産」をしっかりと記録に焼き付けることでした!


まず、21日朝、薄荷通商の大岩常務が、ホテルまで迎えに来てくれました。感謝!感謝!です。
そして向かったのが、薄荷畑。
実は畑は、前日訪問したにっころのすぐ近くなんです。
(バスでは行けないw)


見難いですが、左の看板に「←この先1.3km北見ハッカ研究所」と書いてあり、そして右の奥ににっころが見える。実はこの写真、前日バス停から撮ったものなのです。

さて、大岩さんに車に乗せて頂いて、着いた農園がこちら!

既に一人、作業をしていて(というか、大岩さんも私を迎えに来るのでなければ既に作業を始めているわけで・・・)、ビニールハウスも通風が良いように開けられていました。

そしてビニールハウスの中には、おぉ、生育しているぞ!!


やはりハウス内は暖かいので、すっごく生育が早い!

薄荷畑は、こんな感じでした。


そしてこちら露天で生育している苗は、このような感じ。

大岩常務、これまでは北見ハッカ通商の仕事で大忙しであったわけですが、それに加えてほぼ毎日の畑作業。大変だわ、これは。本当にご苦労様です。
「北見の薄荷」復活への情熱をしっかりと感じてきました!

以前、ハッカ記念館の佐藤施設長から「薄荷栽培は雑草との戦いにつきる」と聞いていましたし、また私も大学に自前の薄荷畑をもっているので、その大変さは本当によくわかります!

畑の視察を終え、工業団地にある『北見ハッカ通商』の事務所へ。
そこで、会社としての取り組みや意気込みなど、そして北見薄荷の現状と未来について、大岩様に教えていただきました。

「このままでは滝上町に数件残っている農家も高齢化して消えてしまう。だから、せめて我々が、農業生産技術・ノウハウを後世に伝える役割を担っていかねば」の想い、熱かったです!
さすが30年間北見ハッカ産業を守り続ける気概のある会社だと思いました。

お話を聞かせていただき、取材が終わったところで、大岩様が次行くところまで送ってくれると。いやぁ仕事中申し訳ないと思いつつ(実際、取材中にも、何度も彼の携帯が鳴って電話応対も忙しそうでした)、お言葉に甘えて、送って頂くことに。。。

で、お願いしたのが、ここ!

・・・というわけで、次の記事に続きます!