6月11日 倉敷市訪問

2014年11月12日 21:22

前日、総社市から倉敷市へ移動。
11日午前、美観地区すぐ横のホテルを出て美観地区へ。
うーん、やっぱり倉敷市美観地区、美しい!

待ち合わせ場所は、この美観地区にある、「林源十郎商店」という場所。
商店というから普通のお店かと思ったら、衣食住の8店舗が入居した倉敷生活デザインマーケット、という建物。

ここの2階に、「林源十郎商店記念室」があり、待ち合わせ場所も、2階でした。
行くと、既にNPO法人倉敷町家トラスト代表の中村泰典氏がお待ちしていました。
そして中村様は、総社から薄荷の歴史をよくご存じの、土岐隆信氏を呼んでくれていて、とても助かりました。

コーヒーをごちそうになり(私の注文分も土岐様が先に払ってしまった。ごちそうさまです!)、感謝感謝の中で2時間お話を聴くことができました。まず、土岐氏のお話ですと、秋山熊太郎から始まった薄荷産業が今はもう跡形もないわけですが、その大きな理由が、薄荷農家がみな四日市コンビナートに働きに行くために農家をやめてしまったため、北見市のようにまとまった形で歴史を保存しようという動きが出なかったのだそうです。

そんなことなどを伺い、そしてなんといっても中村氏の倉敷保存にかける気持ち、そして岡山のきびと薄荷の復興を目指して「吉備のくに未来計画」を設立したその行動力をすごーく強く感じさせていただきました。

そして、総社ではなく、ここ倉敷市美観地区で、「岡山の薄荷」が復活するのです!!

お話を伺ったあと、3回にあるテラスに案内され、そこから眺めた倉敷市の写真を撮ってきました。

(1)下の写真は、3階テラスから右側を写したもの。電柱すら撤去してもらったという、本当に昔ながらの町並みが見える。

(2)下の写真は右側を撮ったもの。電柱、そして遠方にはホテルやビルが立ち並ぶ。

(3)左と右の両方を、パノラマで。
  (画像をクリックすると拡大します)

このように、美観を保護している区域と、その外側ではかなり落差があるのだそうで、中村氏の「倉敷町家トラスト」では、保護されていない地区の美観も守ろうという活動をしているのです。

土岐氏と別れたあと、中村氏がお昼ごはんを御馳走してくれました。
ままかりのお寿司があったり、さすが岡山だ!

中村氏、土岐氏の優しさに、心から感謝!
そしてたくさんの貴重なお話に、心から感謝!
本当に、ありがとうございました。

この日は倉敷に泊まり、翌日朝、岡山を後にしたのです。
目的地は・・・・・・兵庫県西宮市!